ピティナ調査・研究

ハイドンの世界
メッセージ
いま思い返してみると、私がピアノを始めたときから、ハイドンは私の隣にそっといてくれたような気がします。6歳のころ、初めてハイドンを弾いた時、幼いながらもハイドンの音楽に感動したのを今でも覚えています。今までたくさんの曲を弾いてきましたが、ハイドンはいつも私の心の中を明るく照らし続け、希望を与え続けてくれる、太陽のような存在でした。  今回、再来年のハイドン没後200年へ向けて、ハイドンのピアノ曲を全曲録音していく機会にめぐまれました。ハイドンの、あたたかく、しあわせな音楽をたくさんの方に届けられるよう、そしてこの世に素晴らしい曲を遺してくれたハイドンに感謝の気持ちを込めて弾いていきたいと思っています。今のところ隔週の連載で、毎回1曲以上のピアノ曲の音源と、その曲やハイドンに関するひとことメモを書いていく予定です。  現在、装飾音や反復記号、テンポ設定など様々な解釈がなされているハイドンの音楽ですが、ここでは私が感じたままの演奏を、ピアノで表現していこうと思っています。この連載で、みなさまに少しでもハイドンに興味を持って頂けたら、とても嬉しいです。
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