ピティナ調査・研究

第26回 ソナタ第41番 Hob.XVI/26 イ長調

ハイドンの世界
SONATA No.41 Hob.XVI/26 A: Allego moderato-(Menuet al rovescio-Trio) -Finale

のどかな雰囲気をもったメロディーが左手からはじまり、それに答えるように右手が受け継ぎます。1楽章は、左手と右手の受け答えのような部分が多く、展開部では右手から会話が始まります。2楽章は、自筆譜には含まれておらず、演奏される機会も少ないですが、私はこの穏やかで幸福感に満ちた楽章がとても好きです。最終楽章はPrestoで書かれていて、ハイドンらしい折り重なっていくメロディーは、あっというまに過ぎ去ってしまいます。

第1楽章
第2楽章
第3楽章