ピティナ調査・研究

第28回 ソナタ第12番 Hob.XVI/12 イ長調

ハイドンの世界
SONATA No.12 Hob.XVI/12 A: Andante-Menuet-Trio-Finale(Allegro molto)

イ長調らしい明るいメロディーが続くソナタです。第1楽章は、初めの音から最後の音までトリルが多用されているので、奏者のトリルの入れ方によって曲のイメージもかわってくることと思います。続くメヌエットではすこし穏やかな曲調となり、トリオでは短調に変化します。ここではベースが半音ずつ下がっていくのが印象的です。最終楽章は1楽章の明るさが戻り、ここでもメロディーにトリルを効果的に添え、幕を閉じます。

第1楽章
第2楽章
第3楽章
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