ピティナ調査・研究

第27回 ソナタ第39番 Hob.XVI/24 ニ長調

ハイドンの世界
SONATA No.39 Hob.XVI/24 D: Allegro-Adagio-Finale(Presto)

1773年に作曲された、太陽のように明るいメロディーからはじまる、しっかりとした構成をもったソナタです。1楽章は途中に出てくる、伴奏型を両手で演奏する箇所が面白く、愛らしさを残しながらもドラマティックな展開をみせます。2楽章はニ短調からはじまりますが、途中、ヘ長調に移ろう箇所はとても美しく、やさしく問いかけるような右手とそれに答えるような左手が印象的な3楽章へ、切れ目無く入ります。3楽章は色々なリズムが多用され、聴いても弾いても楽しい楽章になっています。

第1楽章
第2楽章
第3楽章