金澤 攝
- 2019/04/26 <第18回>審査結果発表
- 2019/04/04 <第17回>プロコフィエフの墓
- 2019/02/18 <第16回>笑いと静寂
- 2019/02/13 <第15回>暴君ベートーヴェン
- 2018/12/26 <第14回>出場を前に
- 2018/12/06 <第13回>モスクワ音楽院大ホール
- 2018/11/19 <第12回>委嘱作品について
- 2018/11/13 <第11回>課題曲について――ラフマニノフ・チャイコフスキー
- 2018/11/07 <第10回>課題曲について―スクリャービンとリヒテル
- 2018/10/29 <第9回>課題曲について―プロコフィエフ
- 2018/10/11 <第8回>コンクールに備えて
- 2018/10/04 <第7回>国内予選への不参加
- 2018/09/06 <第6回>「チャイコフスキー・コンクール」の真実
- 2018/08/25 <第5回>忌わしき葬送行進曲
- 2018/08/09 <第4回>ショパンと「ショパン・コンクール」
- 2018/08/09 <第3回> コンクールがもたらしたもの
- 2018/07/26 <第2回> 競技としてのコンクール
- 2018/07/18 <第1回> コンクールの魔力
この連載について
金澤攝氏の連載記事「音楽と九星」第一部では、たびたびピアノ演奏のあり方に関わる提言がなされていました。このたび開始する連載「演奏とコンクール」は元々、同連載の第二部に入る前の「コラム」として構想していましたが、短期連載へと拡大して、掲載することになったものです。 金澤氏は音楽家として長年にわたり、千人以上におよぶ作曲家と、その作曲家たちが遺した作品を研究し続けています。ピティナ・ピアノ曲事典は、氏が音楽史を通観する「ビジョン」を大いに頼ってきました。その金澤氏がコンクールに関わっていたのは約40年前、コンテスタントとしてでした。現在はピアノ指導には携わっておらず、続く本文でも言及されているように、昨今の音楽コンクールの隆盛ぶりに驚かれています。 その金澤氏による「コンクール」論は、コンペティションにピティナ会員の方々には新鮮に感じられるかもしれません。共感されるかもしれませんし、あるいは異論・反論を述べたくなるかもしれません。 この連載では、まずは氏の提言を連載しますが、「演奏とコンクール」は多くの音楽家にとって切実なテーマであるはずです。ゆくゆくは様々なコンクール関係者、ご利用される方々にも寄稿をお願いし、21世紀における「コンクール」ひいては「ピアノ演奏」のあり方を考えていく契機にしたいと考えています。(ピティナ「読み物・連載」編集部 実方 康介)