のだめカンタービレ×ピティナ第6弾
クラシック漫画の金字塔、『のだめカンタービレ』とピティナがコラボレーション!新装版の発売日に合わせて、取り上げられているピアノ曲を特集いたします。ピアノ演奏とあわせて、また新たな「のだめ」の魅力をお楽しみください。
それぞれの場所で、自分の音楽を見つける旅へーー!
こぼれ落ちた音をもう一度拾うべく挽回に挑んだ指揮者コンクール本選。
ライバルは、千秋と同じくヴィエラを師事する弟弟子・ジャンと、まさかの片平……!?
着実に音楽家としての階段を登る千秋に対しのだめに待ち受けていたのは、超エリートだらけの前途多難な新学期だったーー!
芸術の街・パリでの新楽章!
大人気クラシック・コメディ新装版、第6巻★
パリでの留学生活をスタートさせたのだめ。
周りのレベルの高さに圧倒され、一足先に千秋と共演した中国のスターピアニスト・Ruiの演奏を聴き、超絶技巧練習曲にのめりこみます。
12曲から成る練習曲で、調性はハ長調から始まって平行短調を添えて五度圏を逆回りして変ロ短調で終わります。ヴィルトーゾとしてヨーロッパ中を風靡したリストの名技を後世に伝える傑作で、全曲を通して弾くと1時間以上の大作でもあります。
第4番「マゼッパ」、第5番 「鬼火」などまさに「超絶技巧」の名にふさわしい難曲ぞろい。コンサートではもちろん、国際コンクールなどで演奏されることも多い作品です。
2014年の特級グランプリ・山﨑亮汰さんによる全曲演奏でお楽しみください。
おとぎ話に基づく5つの小品を集めたもので、ラヴェルが親しくしていたゴドフスキ夫妻の2人の子どものために書かれたピアノ連弾曲。
この組曲を書くにあたってラヴェルは三人の作家による子供向けの物語、「眠りの森の美女」、「親指小僧」(シャルル・ペロー)、「緑の蛇」(ドーニア伯爵夫人マリー・カトリーヌ)、「美女と野獣」(マリー・ルプランス・ド・ボーモン)を参照しています。タイトルは、ペローの作品『マ・メール・ロワ(フランス語で、「マザーグース」の意味)』から採られたものです。
子ども向けに作曲されたため、技巧的にも親しみやすい作品ですが、ラヴェルならではの語法や個性が、洗練された形で生きています。また、ラヴェル自身によって管弦楽用に編曲され、さらに、「紡ぎ車の踊り」と「間奏曲」の二曲を加えてバレエ音楽にも改作されています。
指揮者・千秋のパリデビュー曲「管弦楽曲」としての登場ですが、原曲となった連弾曲もどうぞ。
「うまく調律されたクラヴィーア(Das Wohltemperirte Clavier)、あるいは、長三度つまりドレミ、短三度つまりレミファにかかわるすべての全音と半音を用いたプレリュードとフーガ。音楽を学ぶ意欲のある若者たちの役に立つように、また、この勉強にすでに熟達した人たちには、格別の時のすさびになるように。元アンハルト=ケーテン宮廷楽長兼室内楽団監督、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが起草、完成。1722年。」
この曲集は第1巻(1722年)、第2巻(1742年)から成り、それぞれ1オクターヴ12の音から始まる長調・短調を網羅し、「前奏曲」と「フーガ」がセットになった24の曲が収録されています。
複数の旋律を重ね合わせる「対位法」という音楽技法があります。バッハはその名人でした。高度な対位法の技術が詰め込まれたフーガを相手に、のだめが奮闘します。ある旋律が模倣され、時に変形して編まれる音楽には深くマニアックな魅力があります。
のだめとの出会い
小学一年生の時に両親がDSを買ってくれたのですが、その時に一緒に買ってもらった最初のソフトが「のだめカンタービレ」でした。
そこでのだめの存在を知り、アニメや漫画を見るようになり、どんどんのだめの虜になっていきました!
そんな田久保さんが好きなキャラクターは?
マングースが好きです!マングース(着ぐるみを着ているのだめ)が鍵盤ハーモニカでラプソディ・イン・ブルーをを弾いている姿は、無邪気でピュアなのだめの本当の姿のようで可愛いです!
また、髪をばっさり切ってから、時々「現実ののだめだね〜」と言っていただく事があります!ずっと憧れていたのだめに似ているなんて恐れ多いですが、それでも少し嬉しい気持ちになってしまいますね!
のだめの作中で描かれた、憧れの曲・好きな曲はありますか?
ストラヴィンスキー :ペトルーシュカからの3楽章です
難曲にも関わらず、鮮やかな音色とユーモア溢れる演奏は何度聴いても魅了されます!そこに「きょうの料理」のテーマが入ってきてしまうのものだめらしい!その自由な発想こそが本来の音楽のあるべき姿ですね。
のだめで特に好きなシーンはありますか?
レッスンの中でのだめがショパンエチュードop.10-4を弾く姿!怖い江藤先生の前でののだめの魂の演奏からは目が離せません!
田久保さんはピティナ・ピアノコンペティションに小さい頃からご参加くださっていますね。のだめもコンクールに挑戦しますが、田久保さんにとっての「コンクール」とは?
自分を見つめ直すチャンスになっています。"自分が伝えたいものは何か"を改めて考える機会であり、その過程において自分自身が成長出来れば本望かなと思います。
「自分が伝えたいもの」を大切にされているとのこと、ピアノのステージで演奏するプログラムのこだわりはありますか?
プログラム全体で伝えるテーマを大切にしています。プログラムのテーマを決めそのテーマに合わせて選曲します。例えば、「命」というテーマを決めたならば、「命の喜び」と共に「命の儚さ」を持つ曲を探し、全体の流れとストーリーを作っていきます。
今まで多くのステージに上がってこられたと思います。ピアノのステージでの印象深い思い出などありますか?
私がまだ小さい頃の本番でのエピソードです。
本番でいつも速くなってしまう私は、その対策として家でも外でも本番前もずっとメトロノームを聞きながら過ごしていました。いざステージでピアノの前に座ると作戦通り頭の中でメトロノームが流れていたので気持ちよく弾き始めると、まさかの倍速で弾いてしまいました。止まる事なく最後まで弾き切ったものの、その時の私にとっては辛い思い出となりました!今では笑い話です!
田久保さんはYouTubeやinstagram、TikTokにも動画を投稿されていらっしゃいますね。
のだめの一部のシーンを再現た動画を作成してみました!今後もレッスンや本番の名シーンを、のだめになりきって動画にしたいと思ってます!
最後に、田久保さんに取って、ピアノの魅力とは?
私は小さい頃激しい人見知りで、自分の気持ちをうまく言葉に出来ませんでした。そんな私の気持ちを表現してくれたのがピアノでした。今でも辛い時や涙が止まらない時は気づくとピアノに座ってしまいます。私の救世主ですね。
2022.3.20(日) 第一生命ホール
チケット好評発売中
『のだめカンタービレ 新装版』第5巻が2月10日(木)に発売!
全13巻で、毎月1冊ずつ発売予定。
表紙イラストは描き下ろし!
巻末描き下ろし漫画も10p収録!
ちょっと大きめのB6サイズ。
各書店にて、好評発売中!
新装版詳細ページはこちら
のだめカンタービレ×ピティナ第10弾(2022/06/23)
のだめカンタービレ×ピティナ第9弾(2022/05/25)
のだめカンタービレ×ピティナ第8弾(2022/04/28)
のだめカンタービレ×ピティナ第7弾(2022/03/09)
のだめカンタービレ×ピティナ第6弾(2022/02/10)
のだめカンタービレ×ピティナ第5弾(2022/01/13)
のだめカンタービレ×ピティナ第4弾(2021/12/16)
のだめカンタービレ×ピティナ第3弾(2021/11/11)
のだめカンタービレ×ピティナ第2弾(2021/10/13)
のだめカンタービレ×ピティナ第1弾(2021/09/09)
二ノ宮知子先生スペシャルインタビュー