のだめカンタービレ×ピティナ第1弾
クラシック漫画の金字塔、『のだめカンタービレ』とピティナがコラボレーション!新装版の発売日に合わせて、取り上げられているピアノ曲を特集いたします。ピアノ演奏とあわせて、また新たな「のだめ」の魅力をお楽しみください。
エリート音大生の千秋真一。ヨーロッパで指揮の勉強をしたいと思いつつも、飛行機恐怖症のため渡欧できないでいた。そんな彼の前に突如現れた不思議少女・野田恵(のだめ)。ゴミ溜め部屋に住む彼女はとんでもなく変人だった……!? カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)――不思議少女・のだめの奇行を見よ!!
第1巻は通常版の1・2巻を収録。新規描き下ろし表紙イラスト&巻末おまけ漫画も必見デス☆
のだめと千秋の出会いの曲は、ゴミの中で美しく響くピアノ・ソナタ。第二楽章は「Adagio cantabile」ゆったりと、歌うように。オープニングにふさわしい曲ですね。作曲された1798年、28歳となっていたベートーヴェンは悪化する難聴に苦しめられていました。しかし荘重な序奏が印象的なこのソナタからは、新たな音楽への挑戦を見て取ることができます。いわゆる、「ベートーヴェン三大ソナタ」の一つでもあります。
この曲は1781年、モーツァルト25歳の時に作曲されました。ヨーゼファ・バルバラ・アウエルンハンマーと言う優秀な弟子と共演するための作品です。第二ピアノをモーツァルトが、第一ピアノをアウエルンハンマーが演奏したといわれています。とんだり、跳ねたり、のだめの自由なピアノからモーツァルトの演奏を想像するのも楽しいですね。
2020年特級ファイナリストの山縣美季さんと森永冬香さんの息の合った演奏をお楽しみください。
「俺の感性について来い!」というロックなヴァイオリン科学生、峰龍太郎。のだめは試験でのピアノ演奏を頼まれますが、お互いに自由な2人、アンサンブルとは何か、クラシックの曲は自由に弾いてはいけないの!?と壁にぶち当たります。
ピアノソナタ「悲愴」の作曲から2年後、1800年の作品。それまで多くのヴァイオリンソナタでは、ピアノパートの旋律をヴァイオリンがなぞりながら補強するのが普通でした。しかし、第5番「春」ではそれぞれ対等な関係として作曲されています。それぞれのメロディが重なり合い、和音の重厚な響きにも注目です。
「のだめカンタービレ」との出会いを教えてください
小学校4年生の時にドラマを見て、原作を読んでみたらとても面白くて最後まで一気に読んでしまったことを覚えています。のだめのピアノへの取り組み方がとてもユニークで、沢山迷うけれど、ピアノへの想いは誰にも負けない、というところが素敵だと思っています。
のだめとの共通点は
片付けが少し苦手なところや(笑)、自分がこう弾きたい、と思ったらそれを曲げずに演奏するところは似ているなと思います。
好きなシーンを教えてください
千秋先輩との最初の出会いの場面に流れるベートーヴェンの悲愴とゴミ部屋、という組み合わせが面白くて好きです。また、フランスでモーツァルトを演奏するシーン、モーツァルトの音楽の表現方法になるほどな、と思い参考にしました。
『のだめカンタービレ 新装版』第1巻が9月13日(月)に発売決定!
全13巻で、毎月1冊ずつ発売予定。
表紙イラストは描き下ろし!
巻末描き下ろし漫画も11p収録!
ちょっと大きめのB6サイズ。
各書店にて、好評発売中!
新装版詳細ページはこちら
のだめカンタービレ×ピティナ第10弾(2022/06/23)
のだめカンタービレ×ピティナ第9弾(2022/05/25)
のだめカンタービレ×ピティナ第8弾(2022/04/28)
のだめカンタービレ×ピティナ第7弾(2022/03/09)
のだめカンタービレ×ピティナ第6弾(2022/02/10)
のだめカンタービレ×ピティナ第5弾(2022/01/13)
のだめカンタービレ×ピティナ第4弾(2021/12/16)
のだめカンタービレ×ピティナ第3弾(2021/11/11)
のだめカンタービレ×ピティナ第2弾(2021/10/13)
のだめカンタービレ×ピティナ第1弾(2021/09/09)