YouTubeを活用していますか? 音楽を学ぶ・教える人のYouTube発信サポートを充実
動画配信サイトのYouTubeは今や情報メディアとして生活に浸透しています。先日行ったアンケートからは自ら発信したり、フォトアルバム代わりとして、様々に利用される方が増えている様子も見えてきました。この記事ではYouTube活用に関するオンライン・セミナー(会員とコンクール参加歴がある方向け。無料)のご案内するとともに、ピアノに関わる多くの方々のチャンネルとピティナのチャンネルとを結ぶ「提携YouTubeチャンネル」の動きをご紹介します。
5月13日より事前アンケートを実施。50人の方からご回答をいただきました。今回は動画をアップロードされた方=ある程度YouTubeに慣れた方からの回答が中心で、また、ピアノを学ばれる方もしくはその保護者の方が多かったようです。「オンライン・コンクール等への申込のためにYouTubeの動画アップロードを行っている」という方が半数以上いらっしゃいました。
知りたいこととしては「著作権に対応するための基礎知識がほしい」「オンライン・イベントの実施ノウハウ」というお声を多く頂きました。
この一年で、オンラインで参加できる多くのイベントが実現しました。多くの方がYouTubeなどの動画配信サイトを閲覧するだけでなく、ご自身でのアップロードを経験、あるいは検討されていると思います。
ご自身での動画投稿を開始しようという方、あるいはより有意義な使い方を知りたい、できればYouTubeから収益も得てみたい、という方向けのオンライン・セミナーのご案内です。お申込み頂けるのはピティナ会員・会友(一度でもステップorコンペに出場した方、もしくは課題曲チャレンジへの参加を検討している方)の方です。ご参加は無料です。
日時 | 7月20日(火)10:30~12:00 |
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講師 | Google社YouTube担当 クリークアンドリバー社 ピティナYouTube編集部 |
内容 |
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ますますメディアとしての影響力を増すYouTubeの中で、ピアノの魅力を発信する一大拠点を作りたいと考えています。そのためには、会員の皆様が運営しているチャンネルとの協力関係を深めることが必須と考えています。
ピティナ・提携YouTubeチャンネル(「提携チャンネル」とも表記することがあります)の制度を発足しました。提携チャンネルへの参加条件は、YouTubeで収益化ができている(チャンネル登録者数1000人以上、年間の視聴時間が4000時間以上をクリアしたのち、手続きを完了する)ことと、ピティナとの「MCN契約(※)」をすることです。提携チャンネルの参加料金は広告収入の20%(初期の設定です。広告収入の金額によっては20%より下げることがあります)です。特典は以下のとおりです。
著作権に関するご質問、技術的なトラブルについてのご質問をお受けします。
- MCN契約は、チャンネル運営者様、ピティナが所属するMCN(マルチチャンネルネットワーク)であるクリーク・アンド・リバー社、およびピティナの3者間の契約となります。技術的なアドバイスはクリーク社からの回答となることがあります。
現時点での提携チャンネル例と、深く協力関係にあるチャンネルをご紹介します。
おなじみ藤井隆史先生と白水芳枝先生のピアノデュオ・ドゥオールのチャンネルです。高品質なの演奏動画が楽しめるほか、演奏法を解説したレクチャーも充実。人気を集めています。ピティナ提携チャンネルです。
Youtubeチャンネルへピアニストの高木早苗先生のチャンネルです。高品質な画質・音質の動画を10年にわたって掲載し続けており、確かな信頼を積み重ねています。素晴らしい演奏の数々にはピアノ曲事典からもリンクをしています。ピティナ提携チャンネルです。
Youtubeチャンネルへ2020年のベートーヴェン・イヤーは「1000分のベートーヴェン」企画に取り組んでいた菊地裕介先生のチャンネルです。練習風景のライブ配信など、非常に貴重な取り組みをされています。ピティナ・ピアノ曲事典へのコンテンツ提供など、深く協力していただいています。
Youtubeチャンネルへ広く人気を獲得している角野隼斗さんはじめ、特級グランプリが自身のYouTubeチャンネルで様々な取り組みをされています。
尾城さんのチャンネルはこの5月に開始!尾城さんならでは言葉選びが映える解説文が演奏に合わせて表れる「ショパンのプレリュード」などぜひご覧ください。
Youtubeチャンネルへ亀井聖矢さんのチャンネルでは楽曲解説を交えたライブ配信なども実施。ピアノを学ぶ方にも必見・必聴の貴重なコンテンツが視聴できる、大注目のチャンネルです。
Youtubeチャンネルへもはや説明要らずの活躍をみせる人気ピアニスト「かてぃん」のチャンネルです。圧巻で楽しい演奏の数々が楽しめます。クラシック音楽に新しい風を吹き込み、ピアノ曲事典の編集方針を左右する存在でもあります。
Youtubeチャンネルへウェブ記事「音楽家のためのYouTube活用講座」が2020年8月から2021年3月にかけて連載され、好評をいただきました。特に注目を集めた記事は「視聴回数はどうやったら伸びるのか」「著作権との付き合い方」をテーマにしたページでした。
YouTubeの仕組みは日進月歩で変化していますが、2021年現在であれば、有効な知識がたくさん得られるはずです。たとえば人気ランキング(公開一週間後のアクセス数比較)で第4位となった第4回記事では「サムネイル」の設定がアクセス数の伸びに即効性がある、非常に有効な手法であることを紹介しています。コンテンツを継続的に載せる習慣がある方であれば、連載後半の「アナリティクス」の利用方法の解説が大変役立つはずです。
1 | 第3回 視聴回数が伸びる基本的な仕組み |
2 | 第1回 だれがどのように見ているのか? |
3 | 第11回 YouTubeにおける著作権との付き合い方 |
4 | 第4回 サムネイルが9割?!コンテンツの魅力を視覚的に伝える方法について |
これらの記事は今後しばらくの間は貴重なガイドとなるはずです。オンライン・セミナーと併せて、YouTube活用にお役立てください。