
- 第01回 はじめに
- 第02回 身体が動く仕組み (1)筋肉の働き
- 第03回 身体が動く仕組み (2)手が鍵盤上を移動するための筋肉
- 第04回 身体が動く仕組み (3)指が独立に動く仕組み
- 第05回 身体が動く仕組み (4)指を速く動かす脳の仕組み
- 第06回 身体が動く仕組み (5)耳と指は脳でつながる
- 第07回 「力み」を正しく理解する (1)力み(りきみ)とは何か?
- 第08回 「力み」を正しく理解する (2)筋肉の疲労
- 第09回 「力み」を正しく理解する (3)何が力みを引き起こすか
- 第10回 「力み」を正しく理解する (4)エコ・プレイ:力まずに弾くスキル(1)
- 第11回 「力み」を正しく理解する (5)エコ・プレイ:力まずに弾くスキル(2)
- 第12回 ピアノ演奏による身体の故障(1)
- 第13回 ピアノ演奏による身体の故障(2)
- 第14回 練習の生理学 (1)脳や筋肉がどのように変化するか?
- 第15回 練習の生理学 (2)早期教育の効果
- 第16回 良い耳の仕組み (1)音が「聴こえる」まで
- 第17回 良い耳の仕組み (2)良い耳=良い脳
- 第18回 練習の生理学 (3)練習の科学
- 第19回 音色を変える技術
古屋 晋一(ふるや しんいち)
上智大学 音楽医科学研究センター(MuSIC)センター長,ハノーファー音楽演劇大学 客員教授.大阪大学基礎工学部を卒業後,同大学大学院医学系研究科にて博士(医学)を取得.ミネソタ大学 神経科学部,ハノーファー音楽演劇大学 音楽生理学・音楽家医学研究所にて勤務した後,2014年度より現職.アレクサンダー・フォン・フンボルト財団研究員,日本学術振興会特別研究員PDおよび海外特別研究員などを歴任.音楽家の脳と身体の研究分野を牽引し,マックスプランク研究所(ドイツ)やマギル大学(カナダ),ロンドン大学(イギリス)をはじめとする欧米諸国の教育・研究機関における招待講演や,国際ジストニア学会や国際音楽知覚認知学会,Neurosciences and Musicといった国際学会におけるシンポジウムのオーガナイズを多数行う.また,ヨーロッパピアノ指導者協会(EPTA)をはじめとする国内外の音楽教育機関において,演奏に結びついた脳身体運動科学の講義・指導を行う.学術上の主な受賞歴に,ドイツ研究振興会(DFG)ハイゼンベルグ・フェローシップ,大阪大学共通教育賞など.主なピアノ演奏歴として,日本クラシック音楽コンクール全国大会入選,神戸国際音楽コンクール入賞,ブロッホ音楽祭出演(アメリカ),東京,大阪,神戸,奈良でのソロリサイタルやレクチャーコンサートなど.主な著書に,ピアニストの脳を科学する,ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと.ランランとのイベント,ビートたけし氏との対談,NHKハートネットTVへの出演など,研究成果を社会に還元するアウトリーチ活動にも力を入れている.東京大学,京都市立芸術大学,東京音楽大学にて非常勤講師を併任.アンドーヴァー・エデュケーターズ公認教師。ウェブサイト

