ピティナ調査・研究

アンリ・ラヴィーナ Henri Ravina

甦る系譜
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Henri Ravina (1818-1906)
アンリ・ラヴィーナ

南仏ボルドーに生れ、パリ音楽院でツィメルマンに学んだアンリ・ラヴィーナは19世紀のパリのサロンを代表するピアニスト、指導者として知られていた。Ch.V.アルカンとは少年時代から生涯を通じての友人であり、高度に機能的なピアニズムを駆使した、明るく、肯定的な作風は他に例を見ない。約120点のピアノ曲がある。

12のコンサートエチュード DOUZE ETUDES DE CONCERT Op.1 新規('06/10/13)

1840年頃作。ラヴィーナの第一作は、彼の全作品中の最難曲となっており、音楽的完成を最初から踏破している。このようなケースは極めて珍しい。信じ難いスピードの指定がある。パリ音楽院の師、ツィメルマンに献呈。出版はルモワーヌ。

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(録音日:2006年9月24日)

ディベルティメント DIVERTISSEMENT Op.10
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(録音日:2006年10月7日)

1843年。激しい超絶技巧路線からサロン風小品作家へと身を転じた最初の曲。きびきびとした威勢の良いピアニズムがop.10番台の特徴といえる。出版はルモワーヌ

NOCTURNE Op.13
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(録音日:2006年8月28日)

1840年代半ばの作で、ラヴィーナの出世作。"Ines"、"Sylvia"、"La Nuit"等々、多種多様なタイトルで出版されていた当時の有名曲

ある夢 UN REVE op.36
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(録音日:2006年9月24日)

1856年。Op.29(パストラル)以降は、より穏健で色彩感が増し、書法的にも充実した小品が並ぶ。高原の若葉と微風を思わせる小品。グリュ(Grus)社刊。

優しい想い DOUCE PENSEE op41
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(録音日:2006年9月24日)

1858年頃。落ち着いた叙情的小品。ショパンの音楽の殆どが夕暮れから夜を想わせるのに対し、ラヴィーナは常に日の光を感じさせるところが妙である。サロンというより、むしろ屋外のような拡がりを持つ。メイソニエール(Meosspnier)社刊。

愛の涙& - 表現詩 LARMES D'AMOUR Poésie expressive Op.79
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変イ長調。こぼれる涙を暗示する変ホ長のオスティナートに乗って、訴えるような悲しみの主題が歌われる。ドラマティックかつピアニスティックな効果を持つサロンピース。1879年、出版はルデュック。

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