ピティナ調査・研究

雨の日に聴きたいピアノ曲7選

雨の日に聴きたいピアノ曲7選

気付けば6月。梅雨も近づき気分もどんよりしがちですが、そんな時だからこそ音楽を聞いて気分を高めていきたいですね♪
本日、ピティナレーベルよりデジタルアルバム「雨」が発売されました!!雨の日に聴きたいピアノ曲を数多く収録しています。今回は、アルバム収録曲から7曲を選んで紹介します。

1.
ショパン : 24の前奏曲 Op. 28 - 第15番 変ニ長調 「雨だれ」

変ニ長調から嬰ハ短調への転調は、単に雨が激しくなるだけでなく、嵐の中で恋人(ジョルジュ・サンド)の帰りを待ちながら作曲していた、ショパン自身の気持ちも垣間見れるのではないでしょうか。

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2.
ドビュッシー:版画 第3曲 雨の庭

束の間の情景やある雰囲気を喚起する「印象主義」。この曲では「ねんねよ坊や」「もう森へは戻らない」という2つの童謡の旋律が曲中に引用され、雨だれが繊細に表現されています。

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3.
ラフマニノフ : 10の前奏曲 Op. 23 - 第4番 ニ長調(アンダンテ・カンタービレ)

旋律の揺れ動きが美しい作品。色濃く移り変わる和声と共に、右手で歌われる長いフレーズがロマンティックな曲想を作り出します。

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4.
リスト : シューベルトの12の歌 S558/R243 - 第2曲水の上で歌う

リストはシューベルト歌曲の編曲によって、当時ウィーン以外ではほとんど知られていなかったシューベルトの名声を高めたり、ピアニストの演奏レパートリーを拡大したと言われています。この曲でも、シューベルト(原曲)の音型が忠実に用いられています。

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5.
ラヴェル:夜のガスパール 第2曲 ル・ジベ

ラヴェルがベルトランの詩集からインスピレーションを受け音楽にした作品です。この曲の冒頭で鳴る「変ロ音」は鐘の音を表し、不気味な雰囲気や死の世界を描き出します。

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6.
アレンスキー:24の性格的小品 Op. 36 第23番 アンダンテと変奏

アレンスキーはロシアの作曲家兼ピアニストで、ピアノ曲に関していえば性格的小品が多く残されています。この作品も、抒情性に富んだ1曲です。

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7.
セヴラック : 休暇の日々から 第1集 - 第6曲 古いオルゴールが聞こえるとき

セヴラックはフランスの作曲家で、即興演奏の名手として知られていました。性格的小品が収録されたこの曲集には、ロマン派的響きが見られます。

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♪PTNA Recordings デジタルアルバム
雨 ~Rain~
■演奏者・収録曲目
金田真理子/ショパン : 24の前奏曲 Op. 28 - 第15番 変ニ長調 「雨だれ」
中川京子/ドビュッシー:版画 第3曲 雨の庭
ミハイル・カンディンスキー/ラフマニノフ : 10の前奏曲 Op. 23 - 第4番 ニ長調(アンダンテ・カンタービレ)
金子一朗/ドビュッシー : 2つのアラベスク - 第1番 ホ長調
石黒美有/グリーグ : 抒情小品集 第9集 Op. 68 - 第3曲 あなたのそばに
泉ゆりの/リスト : シューベルトの12の歌 S558/R243 - 第2曲水の上で歌う
篠永紗也子/ラヴェル:夜のガスパール 第2曲 ル・ジベ
岡田真季/ドビュッシー:前奏曲集 第2集 第1曲 霧
喜多宏丞/ショパン : マズルカ第13番 イ短調 Op. 17, No. 4
西畑久美子/ゲーゼ : 水彩画 Op. 19 No.1 悲歌
大塚玲子/アレンスキー:24の性格的小品 Op. 36 第23番 アンダンテと変奏
渡辺泉/ショパン : 夜想曲第13番 ハ短調 Op. 48, No. 1
内藤晃/セヴラック : 休暇の日々から 第1集 - 第6曲 古いオルゴールが聞こえるとき
■6月6日(日)10:30より配信曲YouTubeプレミア公開
♪レーベル情報

【PTNA Recordings(ピティナ・レコーディングス)】一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)が主催・運営するピアノ・コンクールのライブ演奏や、ピアノ曲事典プロジェクト等で収録された音源などを中心に配信いたします。
より多くの方々に演奏を聴いていただき、アーティストとしてここから大きく巣立って欲しい、という想いから立ち上げたレーベルです。
また、ピアノ教育や音楽教育にかかわる曲についても積極的に紹介してまいります。
全世界の様々な音楽配信サービスで、幅広い楽曲と演奏をお楽しみください。