ピティナ調査・研究

番外編03 子どもの頃

ショパン物語
1.父二コラ・ショパン 1771年、フランスで、車大工と葡萄栽培をやっていた家に生まれる。16歳でポーランドに渡り、1802年にスカルベク伯爵家に住み込み、伯爵家の家庭教師(フランス語の教師)となる。この伯爵家で同じく住み込みで執事嬢として家事手伝いをしていたユスティナに出会い、結婚する。
2.フレデリック・ショパンの生年月日 1810年2月22日説と3月1日説がある。出生証明書と洗礼証明書では2月22日生まれとあるが、フレデリック自身は3月1日と思っており、家族(母ユスティナ)からの手紙にも、3月1日が誕生日であるかのような内容のものが残されている。よって、今のところ3月1日説が有力であり、ポーランド音楽百科辞典もショパンの誕生日は「3月1日」としている。
3.フレデリックの名前 父二コラの勤め先であるスカルベク伯爵家の長男とその妹が、フレデリック・ショパンの代父代母となり、慣習としてその名付け親となった。「フレデリック・フランソワ・ショパン」は、このスカルベク伯爵家の者が名付けたのだ。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ