ピティナ調査・研究

第115回 サンドの心

ショパン物語
1.ポーリーヌの手紙 ショパンともサンドとも親しいポーリーヌは、11月19日のサンドへの手紙に、「あなた(サンド)の言っていることに間違いがあります。ショパンはソランジュ側につき、あなたを非難しているというところです」と、サンドのショパンへの誤解を解こうした。が、サンドとショパンは和解することはなかった。その後、ポーリーヌは、どちらにつくということもなく、中立を保ち、それぞれ二人と交流し、付き合っていた。(散々サンドと手紙のやり取りをしていたロジエールなどは、後にショパン側につき、サンドとの付き合いを断った)
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ