ピティナ調査・研究

第108回 助けを求めるソランジュ

ショパン物語
1.ソランジュの体調 サンドに追い出され、ソランジュとクレサンジェは、ノアンの近くの街ラ・シャト ルにたどり着き、そこからショパンへ助けを求める手紙を出した。
ソランジュはすでに妊娠しており、具合は本当に悪かったらしい。そんなソランジ ュになおさらショパンは同情し、サンドの冷たい仕打ちが理解できなかったのだろう と思われる。
サンドは、とりあえずはショパンの「馬車をソランジュに貸すように」という依頼 を聞き入れ、ショパンの馬車をラ・シャトルに遣わした。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ