第098回 ソランジュ婚約延期
1.ひとりパリに戻るショパン
サンドとその子供たちはノアンに留まることになり、1846年11月、ショパンはひとりで、パリに帰ることとなる。
パリに戻ったショパンに、弟子のロジエール嬢、友人のグジマワ、ドラクロワなどが、なにかと気を配ってくれていた。
パリに戻ったショパンに、弟子のロジエール嬢、友人のグジマワ、ドラクロワなどが、なにかと気を配ってくれていた。
2.結婚延期
1847年2月6日に、サンドとソランジュは婚約の手続きのため、パリに帰ってくるが、ソランジュの気が変わり、結婚契約書にサインするのを拒み、フェルナンとの結婚は延期となった。ショパンはそのことについて、ワルシャワの家族への手紙に「僕は残念です、その青年(フェルナン)が気の毒です」と書き送っている。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ