ピティナ調査・研究

第096回 ソランジュの婚約

ショパン物語
1.フェルナン・ブロー 「慎ましく、純粋な田舎の紳士」とサンドは彼を評し、気に入っていたという。ショパンも「教養があり、誠実な青年」とフェルナンを好んでいて、ソランジュとの婚約を喜んだという。
フェルナンは、最初はオーギュスティーヌに興味を持っていたらしいが、ソランジュが、自分のほうを選ぶようにと仕組み、思惑通り、フェルナンはソランジュのほうへ向くようになったという。
ソランジュは、母サンドの養女となったオーギュスティーヌになにかと嫉妬し、ライバル心をもっていたのでは、と推測される。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ