ピティナ調査・研究

第088回 サンドの娘・ソランジュ

ショパン物語
1.人間関係 息子モーリスを偏愛する母サンド、ショパンに敵意をもつモーリス、母の愛を独り占めする兄モーリスと仲が悪い妹ソランジュ、ソランジュをかばうショパン、最初サンドは中立の立場をとろうとしていたが、次第にモーリスのほうへ傾き、モーリス・サンドに対するソランジュ・ショパンという陣営ができていくのであった。
ショパンはソランジュと多くの時間を過ごすようになる。ソランジュは、ショパンに甘えたかっただけでなく、兄モーリスを偏愛するサンドを困らせたくて、ショパンのサンドに対する愛情を自分に向けさせようとした、とも言われている。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ