ピティナ調査・研究

第080回 父ニコラの死

ショパン物語
1.インフルエンザ 1843年から翌44年にかけての冬、ショパンは病気でよく寝込んだが、1844年2月にはインフルエンザが猛威をふるい、サンドも寝込んでしまったという。このときは、ショパンがサンドの看病を手伝ったといわれる。
2.父二コラの死 1844年5月3日に亡くなる。73歳であった。肺結核であったという。ショパンのショックは相当ひどく、サンドも「私には彼を慰める力がありません」と、ショパンの友人チェリストのフランコムに「ショパンを慰めに会いにきて欲しい」と助けを求める手紙を書いている。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ