ピティナ調査・研究

第075回 1842年 夏のノアンの日々

ショパン物語
1.ロジエール嬢 昨年、ショパンの怒りを買い、絶交状を送りつけられた弟子のロジエール嬢だが、愛人関係にあったアントニ・ヴォジンスキがポーランドに帰り、他の女性と結婚してしまい、アントニと別れたので、ショパンは許していた。(怒りを買った原因は68話参照)
ロジエール嬢は、サンドの娘ソランジュの面倒を見、ピアノを教えたりして、ノアンの日々を過ごしていた
2.作曲 この1842年のノアンでは、英雄ポロネーズ、スケルツォ4番、マズルカOp50の三曲、バラード4番、即興曲3番を作曲した。
しかし、この年のノアンは暑く、ショパンの身にこたえたらしい。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ