ピティナ調査・研究

第067回 再びノアンへ

ショパン物語
1.ノアンへ 1841年6月16日にノアンへ着く。
さっそく、ショパンは「タランテラ」を書き上げる。
7月5日、地震が起きる。地震はこの地方では滅多に無いので、皆は大変怖がったと いう。とりわけ、ショパンの怖がりようは大変で、サンドはドラクロワへの手紙に 「ショパンの神経は滅茶苦茶になった」と書いている。
8月初めには友人の歌手ポーリーヌも遊びにきて、2週間の滞在の間、毎晩、ショパンは芸術について語り合ったという。
秋パリに戻る前にはノクターンOp48-1と2を書き、フォンタナに送っている。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ