ピティナ調査・研究

第065回 演奏会への準備

ショパン物語
1.演奏会への準備 1841年4月26日、プレイエルホールで3年ぶりにパリで演奏会を開くことになる。さらに、ショパンが自作を弾くのは6年ぶりとなる。
しかし不特定多数の人前で公開演奏することに恐怖心を抱いていたショパンは、かなり緊張していたらしい。話題にされるのが嫌で、ポスターもプログラムも嫌がり、作らせようとしなかったという。あまりの怖がりぶりに、サンドは「聴衆のいないところで、音のしないピアノで弾けば?」と言ったという。
ショパンは、この演奏会のための練習曲用に「バッハの平均律」を使い、準備したという
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ