第047回 キュスティーヌ侯爵
1.キュスティーヌ侯爵
1790年生まれ、1857年に没する。作家でもあり、パリでサロンを開き、芸術家を招待していた。男色であり、ショパンも何度か旅行などに誘われたようだが(一度だけ、侯爵のパリ郊外のシャトーの招待を受けて訪れているようである)、ショパンは性的誘いはうまく断ったようで、良い友人として長く付き合ったようである。
侯爵は、ショパンがサンドとマジョルカ島に行くことを知り、サンドのことを「吸血鬼」「食人鬼のような女」と呼び、「もう2度と彼(ショパン)に会えないのでは、と心痛である」と友人に手紙を書き送っていたという。
侯爵は、ショパンがサンドとマジョルカ島に行くことを知り、サンドのことを「吸血鬼」「食人鬼のような女」と呼び、「もう2度と彼(ショパン)に会えないのでは、と心痛である」と友人に手紙を書き送っていたという。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ