ピティナ調査・研究

第029回 マリヤが優先

ショパン物語
1.ライン音楽祭 ショパンは前にも(1834年)友人ヒラーに誘われてライン音楽祭に行ったことがある。この時デュッセルドルフのオーケストラ指揮者だったメンデルスゾーンとも再会し、3人で音楽祭を楽しんだという。
2.ポトツカ夫人 デルフィナ・ポトツカ伯爵夫人とショパンはポーランド人同士で、深い友情で結ばれていたという。二人は恋愛関係にあったという説もあるが、現在それを証明するものは残っていない。 ポトツカ夫人は絶世の美女で、そのうえ美声の持ち主で、歌が上手であった。1832年にショパンの弟子になり、ショパンはピアノを教えたり、また彼女の歌の伴奏をしてあげたという。 1836年、そのポトツカ夫人にショパンは「ピアノ協奏曲第2番へ短調」を献呈した。 さらにずっと後の1847年、「ワルツ作品64?1(小犬のワルツ)」を出版した際にも献呈者をポトツカ夫人にしている。
林 倫恵子(はやしりえこ) 漫画家・ピアノ指導。ホームページ