第003回 旅立ち
ショパンの家族
フレデリックにはもうひとり妹エミリアがいたが、エミリアは14歳の時に肺結核で亡くなっている。
ニコラ父さん
フランス人だが、16歳の時単身ポーランドへ渡り、ポーランドで暮らす。そしてポーランド人のユスティナと結婚、後にフレデリックが誕生することとなる。ちなみにニコラの名前はポーランド名だとミコワイになる。
フレデリックの家庭環境
ニコラ父さんは教養人で子供の教育にも熱心であった。この頃の仕事はフランス語教師をやったり寄宿塾を経営したりしている。そんなショパン家にはよく芸術家や学者達が集まり、交流があったようである。ニコラ父さんはヴァイオリンとフルートをたしなみ、ユスティナ母さんはピアノと歌、姉妹達もピアノを弾き、家庭の中はいつも音楽であふれていたようだ。こういった文化的で知的な家庭環境の中でフレデリック・ショパンは育ったらしい。