第1回 保護者、生徒を知る(見極める) 保護者、生徒と「信頼関係を結ぶ」
生徒と保護者の信頼関係がないと、本音では話せません。本音で話しをするためには、まず相手を知ることが必要だと思います。
生徒が初めて来た場合は、面接から始めます。およそ1時間は話します。
他の教室から移ってくる生徒さんは、進捗や演奏のクセなどを確認するために少し演奏もしてもらいますが、初めてピアノを習う生徒さんにはほとんどがお話しになります。生徒さんがお話しを聞けるかどうかを確認するためです。
「なぜピアノを習いたいのか」「お子さん自身が習いたいのか」などを聞いていきます。
お母様が一方的に習わせたいと思っているのかなども重要な確認ポイントです。
本人が「やりたい」と言っているかどうかが重要だと考えています。
以前、20代の頃は来るもの拒まずというスタンスでやっていましたが、そうすると失敗を重ね、意思の疎通ができないことが多かったです。「この人はこんな人ではなかったのに…」など苦労することが多くありました。
そこで、何の目的で来ているのかなどを確認するようになりました。
最初の面接、入会、レッスンと重ねていくうちに、少しずつ少しずつ信頼を積み重ねていくのだと思います。あくまでも面接の際に確認させていただくのは、「この生徒、保護者さんとであれば信頼関係を結べそうか、教室の方針について来られそうか」というところのみです。
まずは「見極め」をするのが面接。その後に「知る」という流れに移っていく。
知った上での信頼感。
私から生徒や保護者を知ろうとすることで、相手方に信頼感を持ってもらう。そして、私自身も相手に対して知ってもらうことで、信頼関係が結ばれていくのだと思います。
生徒一人一人、保護者一人一人、ご家族それぞれを知ってこそ向き合えるのだと思いますし、私はいつも素の自分を出して自分自身を見てもらいたいと思っています。