ピティナ調査・研究

クイズ

音楽へのとびら~ピティナ・ピアノ曲事典 Facebook アーカイヴス
クイズ

掲載日:2012年10月3日
執筆者:上田泰史

今日のクイズはイタリアで耳にした音楽に関係のある言葉からです。いわゆる「クラシック」に親しんでいると、イタリア語の言葉をよく耳にしますね。例えば、ソナタや交響曲の第一楽章に出てくる「アレグロ」は「快活に」、テンポの比較的遅い第二楽章でしばしば用いられる「アンダンテ」は「歩く速さで」、最終楽章でよく見かける「プレスト」は「急速に」という風に理解されています。 学校で「音楽用語」として学ぶこれらの言葉の多くは、現在のイタリア語の日常会話でもよくつかわれます。ぶっきらぼうな言い方になりますが、時間の迫った電車に間に合わせるため、タクシーを捕まえて「Presto!」といえば、運転手はきっと大急ぎで車を飛ばしてくれるでしょう。地下鉄に乗って大聖堂(Duomo)のある駅を通ると、アナウンスは「フェルマータ・ドゥオーモ」と言います。「長く音を伸ばす」と理解されている「フェルマータ」はバスや電車の一時停留所のことです。
さて、クイズは「ピアノ」という言葉。この言葉はもちろん楽器の名前であり、音楽用語では「音を弱く」、もっと日常的には「声を低くして」という意味にもなります。ところで、この「ピアノ」は名詞として使った場合には、楽器の「ピアノ」以外にもっと一般的な別の意味があります。では、その「ピアノ」の別の意味とはなんでしょう?

ミラノのヴェルディ音楽院付属図書館の入口。写真でははっきりとは見えませんが、階段横の入口には「Piano primo」という表示があります(これがヒントです!)。分かったかたはいいね!でお答えください。
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