U35若手指導者交流会 開催レポート(2026年2月4日)
U35若手指導者交流会
開催レポート
2026年2月4日(水)、若手ピアノ指導者(35歳以下)を対象としたオンライン指導者交流会を開催しました。今回は、特に悩みが多い「導入期の子どもへのアプローチ」や「集中力を持続させる工夫」、そして「ライフイベントとの両立」について、先生方のリアルな経験談が共有されました。その内容の一部を紹介します。

導入期・幼児へのレッスン術
集中力が続きにくい未就学児や小学校低学年の生徒に対し、飽きさせないための様々なアイデアが披露されました。
ゲーム感覚の導入
- なかなか椅子に座れない生徒の場合は、まずはピアノから離れて「リトミック」や「打楽器」を取り入れ、体を動かして発散させてから、その後のピアノを弾かせている。
- 「救出ゲーム」や「絵を完成させるゲーム」など、一曲弾くごとに物語を進めるような遊びを取り入れて、楽しみながら反復練習を促している。
ご褒美とモチベーション管理
- スタンプカードを活用し、一定数たまると「プレゼント」がもらえる仕組みは、特に男の子のやる気スイッチを入れるのに効果的。プレゼントは100円ショップで購入して準備しているので大きな負担にはなっていない。
「静」のアプローチ
- 「いやだいやだ」と騒いでしまう時には、指導者が「あえて黙る」ことで空気を察知させ、生徒を落ち着かせるという方法をとっている。
長時間レッスンの組み立て方(60分・90分)
保護者の希望などで長時間レッスンを行う際の、具体的なメニュー構成について。
レッスンのバリエーション
- ピアノを弾くだけでなく、ソルフェージュ、ワークブック、音楽理論の学習、さらには「先生の演奏を聴く鑑賞の時間」などを組み合わせている。
- 始めたばかりの子であれば、一緒に練習方法を確認する「自宅練習のシミュレーション」として時間を使うこともある。
ライフイベントとキャリアの両立
女性指導者が多い職業柄、妊娠・出産期のレッスン運営について。
産休・育休中の対応
- 出産直前までレッスンを続け、産後2〜3ヶ月で復帰。休み間の代講は「近隣の先生」や「大学の先輩・後輩」に依頼し、同じレッスン料金で生徒が続けられるように調整。保護者との密なコミュニケーションが大切。
子育て中のスケジュール管理
- ファミリーサポートやベビーシッターを活用し、レッスン中は別室で預かってもらうなど、外部リソースを活用。
- 曜日を絞ってレッスンを行うなど、家族との時間と仕事のメリハリをつけることの大切さがより強まる。
レッスン料金について
支払方法のデジタル化
- 現金を取り扱わず、クレジットカードの定期決済あるいは口座振替を採用。決済サービスを利用し、自動引き落としにすることで管理が非常に楽になった。



