ピティナ調査・研究

U35若手指導者交流会 開催レポート(2025年3月21日)

U35若手指導者交流会
催レポート

2025年3月21日(金)、35歳以下の若手指導者を対象とした「U35のための会員交流会」を実施し、3名の先生方にお集まりいただきました。参加された先生方と一緒に様々なアイディアを共有しましたので、その一部をQ&A形式でご紹介します。

当日の様子
指導とプライベートの「線引き」はどのようにつくっていますか?
  • なるべく休日は子供と遊んでリフレッシュするようにしています。(神木 綾乃先生/山口)
  • 自分の中で「この時間は返さない」「この時間は練習に集中する」とルールを決めて計画的に動くようにしています。連絡が来ても、明日以降に返すと決めて、効率的に時間を使えるよう意識しています。(須恵 夏美先生/大阪)
  • 朝のウォ-キングを取り入れるようにして、外の空気を吸ってスイッチを入れるようにしています。どうしても指導となると部屋にこもりがちになってしまうので、良いスタートになります。(萩森 小椰香先生/愛媛)
  • 保護者を集めてお茶会をするようにしていて、そこでどこまでの連絡に対応するかなどをお伝えするようにしています。横のつながりができて、周知の統一にも効果的です。(萩森 小椰香先生/愛媛)
指導者としての「自己研鑽」にはどのように力を入れていますか?
  • 指導法に迷ったときは、YouTubeの演奏動画などを参考に研究することもあります。また、自分の指導を客観的に見てほしいため、特に他人の生徒を教える試験がある「指導者ライセンス」に挑戦してみたいと思っています。他の先生のレッスンの様子を見ること、また見てもらうことはすごく刺激になります。(神木 綾乃先生/山口)
  • ピティナのeラーニングには膨大なコンテンツがあるため、まずはそこからしっかり学びたいと思っています。自分の指導力不足を痛感することもあり、ベテランの先生によるレッスン見学などを通じて、言葉がけなどを学びたいです。(萩森 小椰香先生/愛媛)
  • どんな短い曲でも楽曲分析にはしっかりと時間を割くようにしています。教材は一人ひとりに合わせて変えていて、一冊終わった後にその子に合う別の教材へ切り替えるようにしています。どのような教材があるのか常に目を光らせるようにしています。(須恵 夏美先生/大阪)
初めての本番へのアプローチはどのようにされていますか?
  • レッスンの時から講師が伴奏に入って「止まらずに最後まで弾ききる」ことを習慣化させるようにしています。止まってしまって、演奏が再開できた時はすごく褒めてあげるようにして、その繰り返しを大切にしています。(萩森 小椰香先生/愛媛)
  • 事前にステージの雰囲気などを写真や動画で伝えています。最初の本番は連弾かソロを選択できるようにして、安心してステージに上がることができるようにサポートしています。(神木 綾乃先生/山口県)
どのように教材を選んでいますか?
  • 使用教材は特に1つには決めず、その子にあった教材をその都度選べるようにしています。次の教材へ進むタイミングでまた考え直しています。(須恵 夏美先生/大阪)
  • その生徒にも、そして自分も使いやすい教材を使うようにしています。シリーズを通して順に進む生徒もいるし、いろんな教材の種類を行き来する生徒もいます。音符を読むことが好きな生徒にはサーベル社の教材が合っているように感じます。(神木 綾乃先生/山口県)
  • ブルグミュラーに進むと一気に譜読みなど難しくなるので、ブルミュラーに入るかどうかは生徒に確認するようにしています。アラベスクなどを弾いて聴かせると、「これやってみたい」となる生徒が多い感触です。また、自分が子供の時に使っていた書き込みの多い楽譜を生徒さんに見せるようにしていて、「先生もブルグミュラーが難しかったんだよ」ということを生徒に伝えるようにしています。そうすると、より頑張ろうとなってくれる生徒もいます。(神木 綾乃先生/山口県)
導入期のレッスンについてどのように工夫されていますか?
  • その時の生徒の状態をみて、30分ピアノに向かう時もあれば、リトミックやソルフェージュなどをはさむときもあります。(神木 綾乃先生/山口県)
  • 手に持てる楽器を使ったリトミックは良い気分転換になるみたいです。なかなか集中力が続かない生徒にそのような時間をつくっています。(須恵 夏美先生/大阪)
参加しての感想
  • 先生方とお話しすると勉強や練習のモチベーションが上がりました。他の先生がeラーニングのお話をされていて、すごく気になりました。(神木 綾乃先生/山口県)
  • 日々のレッスンについての情報交換ができ、自分のこれからの指導について考えるきっかけにもなりとても勉強になる時間でした。(須恵 夏美先生/大阪)

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