ピアノDEトラベル
海外在住の日本人(日本国籍所有者)は139万人(海外在留邦人数調査統計|外務省)。
夏休みや冬休みに帰国もできず、学校が閉鎖になったり街がロックダウンになったり、多くの方々が様々な制約を受けながら生活しておられることでしょう。今回は、ニュースの報道からは見えてこない、現地で生活している「日本の子どもたち」の声を募集します!
皆様の生活の様子を是非教えてください。お住まいの場所から60秒の「ピアノと声のメッセージ」を送ってください!
10万人のチャンネル登録者をもつピティナ・ピアノチャンネル、プレミア配信番組(1月17日)や代官山蔦屋からの配信番組「ピアノDEトラベル~10人の国内外のピアニストによる」(1月22日)で、皆様の音のメッセージをご紹介します。
- 現在のみなさんの様子を「1分以内」でお話して撮影してください!
- 更に「1分以内」でお気に入りの曲のお気に入りの箇所を、ピアノで弾いて撮影してください!
(短くできなければ3分以内の曲を送信くださればこちらで編集します) - 必ずしも専門的にピアノを習っていなくてもかまいません。電子ピアノでもかまいません。
時間の長短も不問です。例えばトーク30秒ピアノ10秒でもかまいません! - いただいた動画は1月17日のYOUTUBE番組でご紹介するとともに、「ピアノDEトラベル~国内外のピアニスト10人による」映像アーチストと短いビデオ作品を作成、1月22日に発表します。
- 申込フォームより、居住国、都市名、お名前等をご入力の上、トーク&演奏の動画を投稿ください。
- 受取後、簡単な肖像権利用の同意書をおおくりさせていただきます。
- 著作権などの問題も鑑み、YouTube番組に紹介できない場合は、SNSなどでのご紹介となる場合がございます。(1/15〆切)
- 作品への参加動画については、12/31に応募を締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。
日伊拠点に旅烏演奏家生活をはじめて15年。<br>
年間日伊10往復、イギリス(ロンドン)、ドイツ(ベルリン)、スペイン(サラマンカ) ロシア(クラスノヤルスク)キプロス(ニコシア)、イラン(テヘラン)などこの15年で世界各国で演奏活動教育活動を行ってきました。音楽的表現の違いのみならず、各地のお客様の反応、食事、習慣の違い、宗教的歴史的な価値観の違いを身をもって経験し、後輩たち、生徒たち、仲間たち、子供たちにそれらを伝えていくことに使命を感じるようになってまいりました。
そのような中、COVIDの影響で殆どのコンサートがなくなり、今年は日伊間1往復のみ。配信コンサートや収録、オンライン審査オンラインレッスンなど出来る限りのことをしながら進んできました。9月からイタリアのエンターテイメント業界も復活し始めコンサートやレッスンも対面で再開できると希望をもってミラノに戻ったとたんに再ロックダウン。
海外在住の外人、ということで自国でロックダウンを受けている人たちとは違う状況です。動くたびに隔離という状況で、活動計画が根本から変わりました。各国で乗り越えている仲間たちの生の声を交換したり、日本の仲間からの安否気遣う連絡をもらうたびに、行動範囲が狭まり、視野も狭まり、今までより国と国の距離が一層ひらいていく現状を痛感していました。
そのような中、文化庁のVIPO「文化芸術収益力強化事業」として世界中に散らばっている仲間、隔離生活を何度もしながら演奏つづけている若手、みなで新しい表現方法をみつけたいとオンラインでの映像と演奏企画を立ち上げました。
気鋭の人気ピアニスト、須藤千晴は第二子出産直後。赤ん坊を今までの様に両親や託児所に気軽に預けたりできない状況で、制限の中演奏と作曲をつづけています。
ベルリンの保屋野美和は日独移動のたびに隔離生活を重ねながら新作委嘱初演に取り組んでいます。
NYの越加奈恵はセミロックダウン中だがライフワークのカウエルやクラムの研究に取り組んでいます。
代官山蔦屋のプロジェクターより各地の映像を紹介しながら会場のピアノから生演奏も配信します。今回は実験の場をいただけたので、大いにオンラインやSNSを活用して、世界中の仲間たち、子供達、視聴者と音と映像経て交信したいと願っています。
私自身、自分の生まれた国ではない国で、15年間日本人の息子を育てており、コロナ禍により通学や進学に大変不安定な日々を過ごしています。だからこそ今、世界各国にいる日本の子供たちの声を日本に届けたいと強く思います。
元気なお子様がたの明るいピアノの音をお待ちしています!