ピティナ調査・研究

『おうちであそぼう』は生徒と保護者への贈り物(わたしのKeep on Music 第17回)

わたしの Keep on Music
第17回 『おうちであそぼう』は生徒と保護者への贈り物
久保井美和先生(指導会員/香川県高松市)
ぬり絵やマイピアノ工作をフル活用し、自粛生活を楽しく

ピティナのホームページで『おうちであそぼう!』の企画ページを見て、「これが今欲しかった企画!」とすごく嬉しくなり、フル活用させていただきました。学校が休校になり、レッスンはオンラインになり、自粛生活で少しでも楽しみになる時間を過ごして欲しいと思い、生徒さんや保護者の方々に何かしてあげたい気持ちでいっぱいだったのです。

まずは「おんがくぬりえ」「マイピアノ工作」を、教室のライン公式アカウントで生徒さんにお知らせしました。自分でダウンロードして印刷もできますが、ゴールデンウィーク前には、プリントアウトしたものを私からの贈り物として、お手紙と一緒に生徒全員に送りました。

おうちの方には、急遽、緊急事態宣言によりオンラインレッスンや動画撮影にご理解ご協力いただいていましたので、感謝の気持ちの紅茶を添えました。生徒さんたちがぬり絵やクラフトを楽しんでいる間に、ゆっくりティータイムしていただきたいなと思ったのです。

楽しい作品が続々と到着!

すぐに保護者の方々からお礼のLINEメッセージをいただきました。長いゴールデンウィークに何しようかなと思っていた時だったので、お休みの間にぜひ作ってみます、というお返事や、先生からのお手紙を宝物箱に入れます、と喜んでくださっている様子が分かり、とても嬉しい気持ちになりました。

そして、生徒さんたちからは、ぬり絵やマイピアノ工作の完成品の写真が続々と届きました。作品はお教室のSNSなどで共有し、お教室のみんなが見ることができるようにしました。こうして、自粛期間中も、生徒さんや保護者の方々と、そして生徒さん同士でのコミュニケーションにつながりました。

特にピアノのクラフトは人気で、自由な発想で色やデザインを施し楽しんでくれた様子が伝わってきました。きれいな虹色に塗ってくれた子、グランドピアノの内部を鮮明に描いてくれた子、ピアノの脚をこいのぼりにデザインした子、レゴの人形を座らせて自分の生演奏つきの動画にしてくれた子まで、アイディア光る作品がたくさん!親子で一緒に作ったり、我が子の発想に感心したりと、親子のコミュニケーションにも一役買ったようでした。

対面レッスンの再開で、生徒の成長を感じる

レッスンは全員オンラインへ移行という急展開な状況でしたが、皆さんにオンラインレッスンをご理解いただけたことは、やはりお互いの信頼関係があってこそだと感じました。日頃からブログやライン公式アカウントで発信している私のお教室や生徒さんたちに対する想いが伝わっていることを嬉しく思いました。

今、対面レッスンが再開になり、みんなの成長を目のあたりにして嬉しく思います。「学びを止めない」という想いのもと実施したオンラインレッスンの期間でしたが、言葉や文章だけのレッスンの中で、生徒さんたちは自分で想像力を働かせ、考えて練習してくれました。再会した生徒たちを見ると、自分で考える力が育ったように思います。この期間も生徒さんたちにとっては、大切な学びの時間となっていたことを実感しました。

アンケート「指導のアイディア、聞かせてください」

「新しい生活様式」に対応した、指導者の方々の様々なアイディア・工夫を広く募集します。

♪オンラインならではのレッスンや発表会、イベント、コミュニケーションなどのアイディア
♪レッスンやイベントでの感染予防対策
♪自粛期間での気づきを生かしたレッスンの内容や形態
♪他の先生方に共有したいな、と思える情報

など、たくさんのアイディアをお寄せください。!

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