ピティナ調査・研究

Vol.4 普段のレッスンとは違うメリットも発見(オンラインレッスンレポート)

オンラインレッスンレポート
新型コロナウイルス感染症拡大抑止のため、各地で対面レッスンを自粛し、オンラインでのレッスン・指導・アドバイスを工夫している先生方がたくさんいらっしゃいます。「Stay at Home, Keep on Music」では、少しずつでも、各地の先生方の体験・情報・ノウハウをできる限り多く集め、この状況のなかでできることを応援してまいります。
Vol.4 普段のレッスンとは違うメリットも発見/河股紗耶先生(指導会員/神奈川県横浜市)
レッスン方法 LINEで動画送信→後からコメント, LINEビデオ通話, zoom,Facetime(リアルタイム)
使用機材 iPhone、iPad、Android、三脚
生徒さんの対象年齢 4歳~(4歳~小学2年くらいまでのお子様は、保護者も一緒に参加していただいて中継役をお願いしています。)
設置
  • カメラは横から三脚で狙い、音環境照明環境を整えることが大切だと感じました。
準備
  • 事前に、生徒さんが弾く曲の楽譜の写真を撮って先生の端末に取り込んでおきます。
レッスンでの気づき
  • FaceTimeや LINEビデオ通話などリアルタイムで行うオンラインレッスンでは、生徒さんにむけてなるべく短くわかりやすい言葉で伝える工夫をすることによって、指導ポイントを絞ることができ、生徒さんもまた集中して取り組んでくれるため、普段のレッスンとはまた違ったメリットを感じました。
  • 動画を送り合うレッスンでは、演奏を録画することが日常になってゆくため、演奏を見直したり、私からのアドバイスを繰り返し復習できるようになったため、インプットをより丁寧にできるようになりました。
  • 注意されたポイントを生徒さん自ら楽譜に付けるようになるため、普段よりもこちらが指導した箇所に対する理解が深まったように感じます。
  • どうしても多少のタイムラグが発生してしまうため同時に演奏することができない点はウィークポイントです。
  • 今できることを指導者と生徒それぞれが工夫して、お互いに新たな発見があることを楽しんで、しばらくはオンラインレッスンを続けてゆきたいと考えています。

「新しい生活様式」でのレッスンが試行錯誤でスタートしています。小さな気づき、失敗談、試行錯誤を含めた多くの情報・体験談をお寄せいただき、先生方お一人ごとのレッスンをカスタマイズするサポートができればと願っています。「生徒に寄り添って、今できる、私なりの指導」を皆様と一緒に模索していきます。注)各事例を「推奨」するものではありません。また、各記事はその時点の状況です。

情報提供・協力者を募集中です。小さなこと、些細な気づきや経験こそ、是非お寄せください!

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