ピティナ調査・研究

Vol.3 端末2台で手元と身体を映す(オンラインレッスンレポート)

オンラインレッスンレポート
新型コロナウイルス感染症拡大抑止のため、各地で対面レッスンを自粛し、オンラインでのレッスン・指導・アドバイスを工夫している先生方がたくさんいらっしゃいます。「Stay at Home, Keep on Music」では、少しずつでも、各地の先生方の体験・情報・ノウハウをできる限り多く集め、この状況のなかでできることを応援してまいります。
Vol.3 端末2台で手元と身体を映す/川嶋 絵理先生(指導会員/茨城県つくば市)
レッスン方法 LINEビデオ通話, Zoom, Facetimeでのリアルタイムレッスン
使用機材 スマートフォン、タブレット、三脚、スマホホルダー
生徒さんの対象年齢 主に小学1年~3年生
設置
  • 演奏している手元身体(上半身)2画面を映すために端末を2台使用すると、細部まで詳しく見えて良いと思います。写真の生徒さんではスマホは手元を、タブレットは身体をうつしています。(ここでは先生は1画面ですが、先生も顔・手元の2画面映すと手本を詳しく示すことができ良いと思います。)
  • 三脚やスマホを固定するためのホルダーなどを使用すると安定します。
準備
  • 事前に、生徒さんが弾く曲の楽譜の写真を撮って先生の端末に取り込んでおきます。
レッスンでの工夫・気づき
  • zoomの画像共有機能を使うとその楽譜に書き込みながらレッスンでき、その画面を見てもらいながら、「この音を…この部分を…」とよりわかりやすく説明することができます。
  • オンラインレッスンをしてみると、もっと生徒に「簡潔明瞭に伝える」必要があることに気づいたので、次のレッスンに生かそうと思います。
★「手元」と「全身」「顔」などを複数の画面で表示するには? ★

Zoomでは同じアカウントで、一度に1台のパソコン、1台のタブレット、1台のモバイルでサインインできます。 使用したい端末全てにZoomアプリをダウンロードしておく必要があります。(2台のパソコンで同時にはサインインできませんが、パソコン、タブレット、モバイルと3台同時には使用可能です)

①1つの端末(A)にサインイン、Zoom参加のためのミーティングIDを作成
②別の端末(B)でも同じアカウントでサインイン
③次のどちらかでミーティングに参加

  • (A)からミーティングのURLをメールで送り、(B)からクリック
  • (A)で作成したミーティングのIDとパスワードを(B)のアプリに入れる
  • 3台の場合は同様にもう1台で設定
(本部事務局)

「新しい生活様式」でのレッスンが試行錯誤でスタートしています。小さな気づき、失敗談、試行錯誤を含めた多くの情報・体験談をお寄せいただき、先生方お一人ごとのレッスンをカスタマイズするサポートができればと願っています。「生徒に寄り添って、今できる、私なりの指導」を皆様と一緒に模索していきます。注)各事例を「推奨」するものではありません。また、各記事はその時点の状況です。

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