Vol.2 初めてのオンラインレッスン~4歳男子(オンラインレッスンレポート)
オンラインレッスンレポート
Vol.2 初めてのオンラインレッスン(4歳男子)
新型コロナウイルス感染症拡大抑止のため、各地で対面レッスンを自粛し、オンラインでのレッスン・指導・アドバイスを工夫している先生方がたくさんいらっしゃいます。「Stay at Home, Keep on Music」では、少しずつでも、各地の先生方の体験・情報・ノウハウをできる限り多く集め、この状況のなかでできることを応援してまいります。
塚田めぐみ先生
今回、塚田めぐみ先生(ピティナ正会員、中野歌のステーション代表)にご協力いただき、本部スタッフ(とその子ども)が「初めてのオンラインレッスン」に挑戦しました。
レッスン環境
- 使用ツール:Zoom(通信)
- 先生=パソコン/生徒=タブレット
- 自宅リビングで30分レッスン
- 通信環境:共に無線Wifi
保護者より
リトミック・プレピアノを開始して1年。レッスンがなくなってしまうと、せっかくできるようになったことを自力で持続することが難しいため、オンラインレッスンにチャレンジしました。先生のお顔が見えて褒めてもらえるだけで、次の日も自分で練習できました。
○ 保護者の気づき
- 家のリビングのため、集中できる環境を作ってあげることが難しいです。
- 子どもが先生の問いに答えるとき、どちらを向いたらよいのか分からず(いつもだとピアノに向いているので)、先生に声が聴こえづらいところがありました。保護者が誘導してあげるとよかったです。
- 複数の画角は幼児には不要、先生のお顔が見えればOKだと感じました。タブレットサイズにもよるのですが、結局一コマが小さくなってしまうので、そこで鍵盤が見えても理解しづらい様子でした。
○ 指導者側の気づき
- 事前に端末のセッティングを確認する時間をしっかり取るべきでした。
- 今、画面を見るのか/ピアノに向かうのか/譜面を見るのか/どこに注目すべきなのか、明確に誘導する必要性を強く感じました。
- 画角や使用ツールは受講者の年齢・進度によって都度変えたほうがよいと感じました。全身の動きやペダルまで説明したい小学生と、まずは集中してもらいたい幼児では異なります。
- 生徒の演奏中に対面時と同じように次の指示や励ましの声かけをしてしまうと、時差で混乱が起きるので、保護者様に声かけのサポートをお願いするなどの工夫が必要かもしれません。(右手から左手に交代するタイミング、休符のカウント、など。)
○ 次回に向けて
- スムーズな相互対話という点では、LINEやFaceTimeの方がよいかもしれません。 (事前のURL設定やシェアも不要のため)。次回はLINEでやってみます!
- 保護者側:色鉛筆、時計もピアノのところに用意したいと思います。(本人の集中できる環境づくり。)また、子どもの表情が見えるところにタブレットを置くように留意します。
- レッスン手法の模索段階の映像です。ご了解ください
「新しい生活様式」でのレッスンが試行錯誤でスタートしています。小さな気づき、失敗談、試行錯誤を含めた多くの情報・体験談をお寄せいただき、先生方お一人ごとのレッスンをカスタマイズするサポートができればと願っています。「生徒に寄り添って、今できる、私なりの指導」を皆様と一緒に模索していきます。注)各事例を「推奨」するものではありません。また、各記事はその時点の状況です。
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