田中初唯 さんは、小学校３年生。沖根典子先生（広島・正会員）のもとでピアノを学び、昨年はじめてコンペティションにも挑戦しました。

3月、ピティナから「入賞者記念コンサートは、コロナウイルスの影響で、ライブ配信に切り替わりました」とメールが届き、コンサートの日は、お父さん・お母さんと一緒に画面の前でわくわくしながらスタンバイ。配信を見守ります。「大人と変わらない、ピアニストみたい！」。自分と同い年のB級のお友達が、素晴らしい演奏をホールいっぱい、画面いっぱいに響かせているのを見て、初唯さんは心から感激しました。

「今まではピアノに向かう時間にムラがあり、言われないと練習しないときもありましたが、このコンサートの配信を拝見してから、私に言われなくても、宿題で時間が遅くなっても、自発的にピアノと向き合い始めました」とお母様は言います。

「今まではゲームが一番だった娘が『夏のコンクール（※）終わるまではゲームやめる！』と言い、『出来ることはいっぱいしたい！』と言ってくれました。これからも楽しくピアノを続けてほしいです。」

この厳しい状況のなかで、画面越しに素敵な音楽を届けてくれたコンサート出演者のみなさんに、初唯さんもお母様も心から感謝しています。

• 編集部注：コンペティションの今後の方針は、4/16（木）に正式発表されます。