作曲家からレッスンを受ける!
※終了しました
ピティナは当初「日本の音楽作品」を広めるために設立されました。そのことは今も目標の一つです。たとえばコンペティションのほぼ全級で日本人作曲家作品を課題としています。
日本作曲家協議会はコンサートシリーズ「こどもたちへ」を長年続けており、広く親しみやすいピアノ曲を生み出し続けています。
このたび日本作曲家協議会とピティナが手を組んで、作曲家本人からレッスンを受けられる貴重な機会を提供します。それぞれの楽曲についてのアドバイスを受けられるだけでなく、「曲のなりたち」が身近に感じられ、演奏や指導がより豊かなものになるはずです。
日程:2016年3月6日(日)14:30~17:30
会場:東音ホール(アクセス)
作曲家 | 作品名(楽譜名) | 音源 |
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渡部 賢士先生 | こわれたトランペットねこたんの夢 | ♪ 視聴 |
熊澤 住子先生 | ミニ列車にのって「こどもたちへ」2014 vol.1 | ♪ 視聴 |
野澤 啓子先生 | 四谷、市ヶ谷、飯田橋...いろえんぴつ ならんだ | ♪ 視聴 |
鍋島 佳緒里先生 | 夢見るカメレオン(連弾)「こどもたちへ」2015 vol.2 | ♪ 視聴 |
森山智宏先生 | 雨の日のダンスいろえんぴつ ならんだ | ♪ 視聴 |
安藤由布樹先生 | ねこたんの夢のおさんぽ物語ねこたんの夢 | ♪ 視聴 |
鈴木豊乃先生 | 舞踏会(連弾)「こどもたちへ」2011 vol.1 | ♪ 視聴 |
山根明季子先生 | ロボットライド「こどもたちへ」2014 vol.1 | ♪ 視聴 |
大政直人先生 | 5拍子のワルツ(連弾)「こどもたちへ」2013 vol.1 | ♪ 視聴 |
木下大輔先生 | こだま号で行こう!(連弾)「こどもたちへ」2014 vol.2 | ♪ 視聴 |
上記の作品のレッスンを、それぞれの曲の作曲家自身から直接受けられます。
- 年齢制限は、ソロ曲は小学生以下。連弾曲はお一人は小学生以下、もう一人は中学生以下とします(お二人とも小学生での受講は可能ですが、ともに中学生のペアでは受講できません)。
- ご希望曲、レッスンを受ける方のプロフィール、志望動機、これまでのレッスン歴等をご記入のうえ、ウェブ経由かFAXでお送りください。
- 暗譜で演奏できる程度まで練習していただくことが、受講条件になります。
- 書類審査のうえレッスンをお受けできるかどうかをご連絡します。
- コンクール歴等は必要ではありませんので、お気軽にご応募ください。
- 受講料は3,000円。連弾は二人で4,000円です。(応募は締切ました)
入場、聴講は無料です。下記フォームよりご予約ください。
問合先:03-3944-1583 担当:実方(ジツカタ)
コンペティション課題曲としての「日本人作品」は、必ずしも選択率が高くはありません。一方で、日本のピアノ曲を選んで取り組む価値や意味を強く感じている指導者もおられます。3人の先生にお話をうかがいました。
今夏のコンペティションC級課題曲だった松岡貴史作曲「何とかわいい!」の選択率は低め(11%)でしたが、遠藤先生の生徒さんは、10人以上が予選でこの曲を選びました。遠藤先生によれば「新しい曲には今の時代の空気が流れています。そこに、コンペで取り組む価値を感じました。組み合わせるバロック課題のインベンションとも好い対照になります」
同じくC級で「何とかわいい!」を選んだ松本先生の生徒さんは、全員が地区本選に進出するという目覚ましい結果を出されました。この曲の魅力は「変化に富んだところ。今の時代の雰囲気をよくあらわしていると思います。一見弾きにくく見えるようですが、練習がすすむにつれ、子供たちもずいぶん馴染んで楽しく弾くことができたので、結果につながったようです」
D級に出場した上原先生の生徒さんのうち、多くが武満徹「雲」を選びました。上原先生がこの曲を生徒に勧めた理由は「音色を研ぎ澄ます」というこの年齢の生徒にふさわしい課題に取り組んで欲しかったから。そして、意識して日本人作品を選ぶのは、かつて日本人作品に触れた時の感動を、生徒にも味わってほしいから。
「コンクール等で良い成績をおさめることだけを意識するなら、弾き慣れた感じの曲を選ぶと思いますが、いつもより練習・鍛錬が必要なコンクールだからこそ、異なる課題に取り組むことが、とても良い学びになります」