「100のレッスンポイント」と読み物活用法
ピアノ音楽や指導の情報満載のピティナ・ウェブサイトの読み物コーナーは開設から10年。いくつかの書籍出版企画も実現しました。直近の出版企画をご紹介するとともに、指導や演奏のヒント・参考となる活用ポイントをご案内します。
トピックその1
池川礼子先生「100のレッスンポイント」(音楽之友社)出版
ピティナの連載記事はいくつかの書籍出版へとつながっています。
2009年から2011年にかけて連載された人気コーナー、池川礼子先生の「100のレッスンポイント」はとりわけ出版希望が多い記事でしたが、このほど音楽之友社から書籍版が発売されました。これを記念して10名の方に書籍を音楽之友社よりご提供いただきました。プレゼント企画へのご応募はこちらから。「100のレッスンポイント」には各記事ではエピソードもたくさん紹介されています。皆様からのエピソードも募集しますので、プレゼント応募に際してぜひ、ご自身やお子様、生徒さんのエピソードをお寄せ下さい。お寄せ頂いたエピソードは、「100のレッスンポイント」特設記事で紹介させて頂く場合があります。
★池川先生のコメント
「100のレッスンポイント」は、何より愛すべきユニークな生徒たちのおかげで出来た本です。ピアノ指導は「人間」を育てることに役立つ有意義で、誇れる仕事です。その証拠に、ピアノの先生は皆楽しく生き生きしています!ピアノを続けることの良さが、今習っている人やご父兄にも浸透するよう、多くの方に読んで頂きたいです。また、「100のポイント」を毎週ピティナのホームページに書かせて頂いたことに、深く感謝をしています。そのことがなければ100の項目を挙げたところで止まったままだったでしょう。本当にありがとうございます。★音楽之友社 亀田正俊さんのコメント
本書にはピアノ学習・指導・演奏に長く役立つ言葉がたくさん書かれています。目先のハウツーを追わず、生徒が小さいときから将来を見据え、 音楽や芸術を愛するように少しずつ導いていく。
導入期から上級まで生徒をまんべんなく育て上げられる池川先生の指導の極意がここにあります。
トピックその2
読み物の活用いろいろ
現在進行中の連載記事から、既に完結したものまで、ピティナの読み物コーナーは長年の情報発信によって、指導や演奏のヒントになる情報の宝庫になっています。そのいくつかの活用ポイントをご案内
アメリカのトップ校にはほぼ必ず音楽学部がある理由。音楽文化に多くの寄付が集まる仕組み。あるいは国際コンクールの最新情報など。生徒さんと語らうきっかけに。
美しい小曲の魅力を音楽史的な背景、楽曲分析から紐解きます。発表会やステップ、コンサートのアンコールピースに適した小品を探しに来店されてはいかがでしょうか。'マスター'内藤晃さんの演奏音源もお楽しみください。
楽譜出版社のおすすめ新刊を、版に沿った撮り下ろし演奏と共にご紹介。充実した解説文も見どころ。レッスン曲がマンネリ化したときには是非1度、 拝見・拝聴ください。お気に入りの1冊が見つかるかも。
調の違い、休符の取り方、生徒の間違い、レッスン現場で必ず出会う「ちょっと困ったこと」には必ず意味があります。一つずつハードルを乗り越え て、大竹先生と1ランク上のレッスンへ。
ショパンと同じ1810年代に生まれた100人(!)の作曲家作品を一つずつ紹介しよう、という企画です。「珍しい曲を知る」楽しさもさることながら、「ショパンやシューマンといった馴染み深い作曲家たちがどんな曲を聴いていたのか」を知ることができるのです。楽譜の見え方、音の聴こえ方が変わるかも?
添田先生秘伝の指の訓練方法、手の作り方、読譜法を生徒にわかりやすく伝える方法をご紹介。基礎ができれば必ず練習が楽しくなります。ピアノと一 緒に脳も楽しく活性化。
全国30名の先生方のレッスン室を取材。多くの生徒を抱える先生方のレッスン方法、生徒さんの声から自身のレッスンを見直すきっかけに。工夫を凝らしたレッスン室のレイアウトにも注目です。
ピアノを習っている人なら必ず知っているけど、普通のクラシックファンは知らない人も多い 、実は不思議な作曲家ブルグミュラー。人気の理由を調べると指導へのヒントもたくさん。進行中(連載お休み中)の「25曲を斬る」などがお勧め。関連書籍が今冬出版予定(音楽之友社より)です。
「ピアノを弾く」という行為は脳や身体にとってどんな意味や作用があるのか。これが分かれば、演奏やレッスンがぐんと効率的になるはずです。新進気鋭の学者が最新の研究成果からの知見をご紹介します。
ロンドンの街と音楽のつながりをレポート。ピアノに限らず、自然に音楽に親しむ環境づくりは、実に多彩なアイディアから。ピアノを初めて見る子供 に、音楽の楽しさを感じさせてみませんか。