ピティナ調査・研究

読み物・連載コーナーからの広がり~古屋晋一先生セミナーほか~

ここ数年、ピティナ・ウェブサイトの読み物記事をきっかけとしてイベントや書籍出版に至るケースが増えています。来る11月26日(月)には「脳と身体の教科書」の連載を続けておられる古屋晋一先生による講座を開催予定です。現在「リーズ国際コンクール・レポート」が鋭意更新中。その他連載記事が継続中の読み物ページをぜひご覧いただき、セミナー希望や書籍化のご希望をお寄せ下さい。(⇒ご意見のご応募はこちら

読み物・連載ページの主な実績
レッスン室拝見 (2002年~)
同コンセプトでムック本化『ピアノレッスン大研究』(ヤマハミュージックメディア)
ピアノの19世紀 (執筆:西原稔/2007年~2009年)
アルテス出版により書籍化「ピアノ大陸ヨーロッパ
子どもの可能性を広げるアート教育~フランス編 (執筆:菅野恵理子/2008年~)
再編集・冊子化して全国の110個所の音楽大学や、音楽系の教育学部がある大学図書館へ納本。
ロンドンレポート (執筆:二子千草/2009年~)
再編集・冊子化が進行中
100のレッスンポイント (執筆:池川礼子/2009年~2011年)
出版企画が進行中
脳と身体の教科書 (執筆:古屋晋一/2010年~)
2012年11月26日にセミナー開催
● 総合力UPワークショップ2012特別企画
脳と身体の科学がピアノ演奏・指導のためにできる事
  • 終了しました。

講師:古屋晋一
日時:11月26日(月)10:30~12:30
会場:文化シャッターBXホール(アクセス)
受講料:ピティナ会員 4,000円(一般 4,500円)

どんな練習をすれば、思い通りの演奏ができるようになるのでしょうか? どのように身体を使えば、身体を傷めずにピアノを弾くことができるのでしょうか? 私は、科学という道具を用いて、これら弾き手・指導者に共通の悩みを解決するための研究・教育活動を行っています。具体的には、現在、ハノーファー音大の学生に対する①脳と身体の講義 ②適切な身体の使い方に対する個別のコンサルテーション、さらには付属病院・研究所において ③ピアニストの脳身体運動学およびジストニアの診断・治療法に関する研究を行っています。学生や患者の方々がどのような問題に悩んでいるのか、それに対してどのような身体教育を実施すれば効果的であるのか、その根拠となる研究を通して明らかになってきた最新の知見とは何かを、私の経験を踏まえながらお話します。 また、身体の故障の根本を絶つ方法として、脱力・練習の効果を高める方法・ジストニアの仕組み等を、現場に役立つトピックとしてお話します。
大阪大学基礎工学部卒業後、大阪大学大学院医学系研究科にて博士号取得(医学)。ミネソタ大学神経科学部研究員を経て、現在、ハノーファー音楽演劇大学の音楽生理学・音楽家医学研究所にて、日本人として初めて勤務。アメリカ、ドイツ、オランダなど諸外国の教育・研究機関において招待講演を数多く行い、音楽家の脳と身体の研究分野の普及貢献に努める。現在、ハノーファー音大において、演奏に結びついた脳身体運動科学の講義を行う。受賞歴に、大阪大学共通教育賞、国際バイオメカニクス学会若手研究者賞ファイナリスト、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団ポストドクトラルフェローなど。主な演奏歴として、日本クラシック音楽コンクール全国大会入選、オレゴンにてブロッホ音楽祭出演、兵庫県立美術館におけるソロリサイタルなど。著書に、ピアニストの脳を科学する(単著)、ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと(翻訳)など。
ピティナ・ウェブサイトにて「ピアニストのための脳と身体の教科書」を連載中。 ホームページ