2016年度 月刊ピアノ×ピティナ編曲オーディション 結果発表
2016年4月10日(日)、東京・東音ホール(ピティナ本部事務局内)にて、編曲オーディションの実音審査を実施しました。
応募総数52作品の中から受賞者が決定!
最高位受賞者の作品は順次、「月刊ピアノ」に掲載されます。
優秀作品は「ぷりんと楽譜」「ミュッセ」でも発売予定です。お楽しみに!
5月20日(金)発売の「月刊ピアノ6月号」には、受賞者のコメントや審査員からの講評が掲載されていますので、そちらも是非、お手に取ってご参照ください。
第1位 |
|
---|---|
第2位 |
|
第2位 |
|
第1位 |
|
---|---|
第2位 |
|
第3位 |
|
第1位 |
|
---|---|
第2位 |
|
第3位 |
|
初級 |
|
---|---|
上級 |
|
第1位 | 賞金3万円 |
---|---|
第2位 | 賞金2万円 |
第3位 | 賞金1万円 |
月ピ特別賞 | ぷりんと楽譜&ミュッセ販売 |
第2回目ということもあり、編曲内容も充実し、「誰に向けた、何のための編曲か」が明確な作品が殆どでした。編曲者のプレゼンからも、その熱い思いがとてもよく伝わってきました。受賞作品は、その中でも特に実用性の高い、現場から生まれた作品の数々です。後日出版された際には、多くの方に活用していただければ・・と願っております。
アレンジや選曲内容から、その方のお人柄や個性がはっきりでてくる、編曲オーディションでした。作品は"音のお手紙"。どの作品も思いに溢れ愛しいものばかりでした。今後、タイトルの付け方にも工夫があると興味をそそりますね。さあ、みなさんイメージ力を高めて、音で遊びましょう!受賞作品は「出版された時に、喜んで弾いてくださる方々が見える」ものが選出されたと思います。
「弾きやすさ」を考慮した、実用的な作品が数多く見られました。「弾きやすさ」のためには、とくに初級や中級の場合、指番号やペダル記号などが大切な要素となります。しかし、それらを記入するのはプロにとっても骨の折れる作業です。今回は、それらがすみずみまでていねいに記入された作品もいくつかあり、とてもうれしく思います。今後も、そのような親切なアレンジ作品が増えていくことを期待しています。
普段は大人の生徒さんを対象にレッスンをしておりますが、大半の方が初めてピアノを演奏したいという方で、その他は小学校の頃少しという方が大部分を占めていらっしゃいます。今回、そのような方をターゲットにして「ショパン/ノクターン第2番」を選曲しました。ちょっと優しく、アダルトな感じで、ジャズの雰囲気も入れつつアレンジしております。演奏する側は無理なく弾けるように、構成をしたつもりです。そしてこの曲を聞いてくださる方には、ピアノを始めたばかりでも、こんな曲が弾けるなんて素敵だな、と思っていただけると嬉しいです。
この曲に込められた思いに耳を澄まし、優しい音の響きを大切に編曲しました。 演奏から希望の光りを感じて頂けるように、特に、高音の響きの美しさを表現することにこだわりました。
今回は、課題曲の中で一番思い入れがある、ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ「悲愴」の第2楽章を選びました。とてもポップなアレンジにしてあります。また、原曲のコード進行をもとに、イントロにアドリブをふんだんに入れてあるので、普段アドリブに憧れていてもなかなか出来ないという方にも、楽しんでいただけると嬉しいです。